上州の角落山に登ってきた
角落山山頂より浅間山を望む。左手前の独特な形の山が昨年登った鼻曲山である。
5月11日(日)地元Nハイキングクラブで、浅間山の東方に広がる角落山塊にあり浅間隠山・鼻曲山と並ぶ名峰の角落(つのおち)山に行ってきた。
この山は、昔碓氷貞光に角を切り落とされた鬼が逃げ込んだという伝説から名前が付けられたと言われているそうだ。
当日は、数日前の天気予報では雨マークが付いていたが、予報に反しさわやかな五月晴れとなり気持ちの良い山歩きを楽しむ出来たことが。
いつものように地元K社の駐車場に5:00に集合し、今回の参加者35人を乗せたバスで5:10出発した。流山ICから高速に乗り外環から関越を走り高崎ICで降りて登山口のある倉渕の〝はまゆう山荘”に向かった。
8時過ぎはまゆう山荘に着いた。35人を18人と17人の2班に分け、角落山登山口の標識のある場所を8:20に出発した。ここから単調な赤沢林道歩きが延々と続く事になる。
本来ならば、さらに奥の女坂登山口まで車で行けるのだが、最近山肌の崩落がひどく車の通行が出来なくなったので林道歩きを余儀なくされることになった。
この付近の案内標識。これから右下のはまゆう山荘から右上の角落山まで歩くことになる。
しばらくはこの林道歩きが続く。
途中、このような崩落場所が何箇所か目についた。地震でもあれば崩れ落ちてきそうな様相である。確かに大小の石がゴロゴロしていてこれでは車の走行は不可能である。幹事の話では、先月予察(事前にコースの下見)に来た時はもっとひどかったそうで、これでも大分整備されているそうだ。
目の前に角落山が見える。
9:30ようやく女坂登山口に着いた。
ここから岩がゴロゴロしている涸沢の登りとなる。
木の間越しに角落山が見えてくる。
左が大きく崩落している登山道を、ロープを伝いながら慎重に歩く。
10:17分岐に着く。右の方に行くと剣の峰から鼻曲山に続く。我々は左へと向かう。
頂上近くなると木々の間から浅間山が見えてきた。
10:50角落山(1、393m)到着。
浅間と山鼻曲山。浅間山の墳煙は見えなかった。
山頂からの展望
形の良い浅間隠山。
雪を抱いている苗場と右に谷川連峰。
反対側に目をやると木々の間から独特の山容の妙義山が見える。
山頂にある角落大権現の祠。毎年5月5日の大祭では老若男女が登拝してくそうだ。
とりあえず記念撮影はしておこう。
浅間山をズーム。
登ってきた道を下る。新緑の合間から角落山が見える。
登ると目を付けておいた山野草ヤブレガサきを摘む。群生していて思わぬ収穫となった。
残雪も見られる。やはり今年は雪が多かったようだ。
林道まで戻り、歩いていると先ほど登った角落山が見える。
13:40はまゆう山荘到着。山の中に似つかわない立派な建物である。ここで汗を流し、生ビールを喉に流し込んだ。甘露・甘露・・・
実質山の登りとしては1時間少しで物足りない部分もあったが、急登も随所に有り結構面白い山だった。しかし崩落個所も所々にあってこれからの整備が望まれる所があった。
by hkatsu59 | 2014-05-12 08:26 | 遊山記