NO95利尻山

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               礼文島から見た利尻山(7月14日)

北海道の100名山でただ一つ残っていた利尻山を踏破する目的で、2010年7月12日から16日まで女房と一緒に利尻・礼文島へ行ってきた。
女房を連れて行ったのは、勝手にあちこち山歩きしている自分に対し、たぶんに罪滅ぼしの意味を込めてウニを食べさせてやりたいのと礼文島のお花畑を見せてやりたかったためである(勝手な屁理屈だが・・・)。
なにしろ利尻は遠い。交通手段も飛行機が一番早いのは当然だが、稚内までの便数が少なく競合路線ではないので料金もあんまり安くはならない。宿泊料金も島内は結構強気で、安い宿はすぐに満杯となるようだ(M旅行会社の添乗員に聞いた話)。そんな事情もあり3月ごろからあちこちインターネットで調べ、比較的安い航空パックを購入(航空運賃と稚内でのホテル1泊を含む)し、利尻での2泊・礼文で1泊の民宿も抑える事が出来た。
と、いうことで4泊5日の旅でそのうち1日を単独での利尻登山に充てた。

利尻は学生時代に友人2人とテントを背負って北海道一周旅行した際立ち寄ったことがあるが、その時は台風の余波で海が荒れていてひどい船酔いを経験し、天気も良くなかったので姫沼のほとりでテントを張っただけで帰ってしまい、観光の印象は全く残っていない。

出発前日関東は天気が悪く心配していたが、案の定12日稚内に着いた時はくもり空で時々小雨もぱらついていた。利尻に向かうフェリーからも利尻山は雲に隠れていて見えなかった。

今日と明日は鴛泊港近くの民宿に宿泊する。



13日は3時ごろ起きて、寝ている女房を尻目に4時過ぎ民宿の送迎車で登山口まで送ってもらう。
白々と明けてきた景色では利尻山はガスで見えなかった。しかし、宿の御主人の話では、風向きが前日までと変わってきているので山の上の方は晴れているはず、ということだったのでそれに期待を込めて登ることにした。
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      4:40利尻北麓野営場登山口、ここから登山スタートだ。


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                岩場に咲く花

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ゴゼンタチバナ、と思うがゴゼンタチバナは4枚葉には花がつかないときているが、これは確かに葉が4枚である。

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登山道には1合目から各合目の標識があって目安になって大いに助かった。
4合目までは傾斜もあまりなくエゾ松の林の中を快適に歩けた。しかしこれから傾斜がきつくなってきた。5合目からジグザグな急登となり、7合目の七曲りを何とか登りきると8合目に着いた。
7:15、8合目長官山到着。民宿の御主人の言うとおり上に登るほどに天気が良くなってきた。ここから利尻山がよく見えた。


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          山頂からみたローソク岩。

9合目に着くと“ここから正念場”という看板があった。なるほど傾斜がきつくなり骨身にこたえた。
初めのうちはハイ松の中の登山道だったが、上に行くほど火山礫のザレ場となり、時々ロープもあるがかなり歩き難い。登山道の養生も至る所に見られ、崩落の跡が痛々しい。

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8:55山頂到着。山頂には祠があるがスペースは狭い。10人ほどで一杯になりそうである。 

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山頂から日本海を見下ろすが雲が多く見ることができなかった。

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                 山頂にある祠

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                 イブキトラノオ
 
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               山頂の祠を見上げる。

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             9合目あたりから山頂を見る。

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                イワギキョウ

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     8合目の長官山まで戻り、改めて利尻山を振り返る。

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登山口近くにある甘露泉水。ここの湧き水は本当に美味しかった。
13:15利尻北麓野営場登山口に戻ってきた。
利尻山頂での35分の陶酔時間を含めて8時間35分の利尻登山だった。

この間、女房は半日観光バスで姫沼やオタドマリ沼などを観光し、昼は一人で豪華なウニ丼を堪能したそうな。

下山が思ったより早かったため、民宿の御主人に車で10分ほどの利尻富士温泉保養施設に送ってもらい、ゆっくり温泉に浸り汗を流した。もちろん、湯上りのビールも忘れていません。
温泉を出てから、30分ほどぶらぶら散歩がてら坂道を鴛泊港まで歩いた。


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民宿の夕食献立。やはり利尻、魚介類が多かった。しかも美味しい。特に、地元で獲れたムラサキウニとバフンウニの2種類のウニが美味だった。

礼文島巡り
翌14日は、目的の利尻登山も終わったので、これから礼文島へ渡り、花巡りと洒落込む。

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早朝、民宿の浦にある“ぺシ岬”の丘に登ってみる。これがぺシ岬である。

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ぺシ岬から見た見た利尻山。山頂部分が雲の上から姿を現している。

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              スコトン岬にて

香深港でフェリーを降り、発着場前でレンタカーを借りる。島を北上し、最北端のスコトン岬に向かう。途中、礼文島を代表するレブンアツモリソウの群生地を通ったが既に開花は終わっていた。スコトン岬は岩場で風が強かった。

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               スカイ岬で 

少し南下したところのスカイ岬に行く。

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スカイ岬から少し降りたところのこの風景。女房は以前テレビで見たことがあり、絵になる構図だと言って盛んにスケッチをしていた。

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更に南下して桃岩に向かう。その途中、車から降りて林道を歩いてもう一つの礼文島の名花レブンウスユキソウの群生地を見に行く。その途中の林道からは利尻山のコニーデがきれいに見えていた。

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これがレブンウスユキソウだ。斜面に一杯咲いていた。ハヤチネウスユキソウに比べ二周りほど小さいが、確かにウスユキソウで可憐な花である。

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桃岩から見た、イブキトラノオの群生越しに見た利尻山。

この日は島の最南端にある民宿に泊まる。

稚内観光
翌、15日朝のフェリーで稚内に戻る。
この日は稚内泊まりで特に目的もないので、午後から稚内観光バスに乗って観光をする。バスの乗客は

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ノシャップ岬にて。海の向こうにぼんやりとサハリンの島影が見えた。

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宗谷岬に向かうバスから眺めた放牧地、所々に牛がのんびり草を食んでいる姿が遠望された。              

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             稚内公園の氷雪の門で。

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                   宗谷岬。日本最北端の地の碑がある。
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by hkatsu59 | 2013-03-14 09:43 | 100名山追想記 | Comments(0)  

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