山あいの宿、懐石料理“やじま”で満喫する

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         懐石“やじま”の門の前で全員で記念撮影

11月17日(火)~18日(水)にかねてからFツアーのリーダーF滝さんからご推奨があった、群馬藤岡の懐石料理”やじま”に一泊で行くことになった。
そのついでに(?)というか、近くの山や世界遺産“富岡製糸場”等へ立ち寄ろうというのが今回の企画である。
17日の6時30分赤羽駅集合した5人がF滝さんの車に乗り込み、横須賀から来る4人と関越道寄居PAで待ち合わせ、9人で乗り込むことになった。
天候が、今日は晴れるが明日は雨模様ということで、明日に予定していた展望の良い稲含山を今日登ることに変更し、それから“やじま”に向かうことになった。




しかし、まずは・・・
今回の企画のメーンは何と言ってもすっぽん懐石料理である。そこで料理の紹介から始める。



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17日15時過ぎに懐石“やじま”に到着。山あいの料亭にぴったりのたたずまいに思わずポーズをとってしまう。

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真っ赤な紅葉の中の石段を上って旅籠懐石“やじま”の本館に向かう(N松さん撮影)。

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やじまの玄関。右のガラス越しの部屋が食堂である。

お待ちかね“やじま”のすっぽんをメーンとした懐石料理を味わう。
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まずは先付、手前にムカゴ、と右にウ二の載った豆腐。

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日本酒を頼んだが、この器が憎らしい。孟宗竹を切った器に酒が入っていて、これを真竹の柄杓ですくい、これも真竹のお猪口で飲む。しかもお猪口にはさりげなく紅葉の葉が忍ばせている。酒は千葉勝浦の地酒“腰古井”で南部杜氏渾身の作だそうだ。確かに口当たりがよく美味い。

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次は珍味三点、左はすっぽんの肝臓、中央はすっぽんの卵、右は?

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お造り、左は上州牛の刺身、ふぐ刺し、たらの白子。これを手前の自家製ポン酢で食べる。何とも言えない贅沢感である。そして絶品なのが、手前にある半生のカラスミ、乾燥したものは食べたことはあるが生では初めてである。

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これも珍味、左はすっぽんの肝水でほんの少しよりとれないとか。飲みやすく何か(忘れました)を入れているそうだが微妙な味である。右はすっぽんの生血。オレンジジュースを少し入れて味を調えているとか。昔、一度だけすっぽんの生血をそのまま飲んだことがあるが、どろっとしていて独特の生臭さがあったが、これは飲み易い。

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漆塗りの柄杓に入れた松茸のお吸い物。食器にも心配りがあり、食材を引き立たせている。

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鮎の煮つけ。鮎と言えば塩焼きが定番であるが、このように薄味で煮崩れれしないようにじっくり炊き込むとは素晴らしい。さりげなく山椒の葉を載せているのも心憎い。骨ごと全て食べられた。

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今日のメーン、すっぽんの煮込み。骨や甲羅が固く食べずらいが、すするように身を食べる。いい味である。

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締めにすっぽんの雑炊。こんな大きな鍋に一杯の雑炊、はたして食べられるかと思ったが、これがまたとてつもなくいい出汁で絶品。ついつい3杯もお代わりしてしまった。これは皆も同じ思いか、あれだけの雑炊を完食してしまった。

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デザートは柿の甘漬け。柿とは思えないとろっとした甘さである。

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皆さん、口数も少なくひたすら料理に舌ずつみを打つ。

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皆さんのこの笑顔、大満足の現れである(OY木さんのブログ寄り借用)。

すっぽん料理といえば、以前すっぽん鍋を食べたことがあるが、今回もそれをイメージしていたのだが見事に裏切られた。もちろん良い方にである。これぞ懐石料理か。大満足である。

翌朝・・・
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ちなみに、翌日の朝食。食べるのがもったいないくらいに綺麗な盛り付けである。もちろん味も申し分ない。ご飯茶わんは漆塗りの漆器とは恐れ入る。その上にあるのがじゅんさいの酢のもの。

ついでに
稲含山~楽山園~富岡製糸場

17日寄居PAで横須賀組と合流し、上信越道富岡ICで降り稲含山に向かった。9時20分頃に神の池公園の先の鳥居峠駐車場に着いた。

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独特の台形の形をした荒船山が見える。

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目を右の方に転じると、噴煙を上げる浅間山も見える。

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身支度を整え、浅間山に名残を残し出発。

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登山口で。

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9:30さあ出発(OY木さんのブログより借用)。

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落ち葉を踏んで歩きだす。

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9:36一の鳥居との分岐。ここの看板に“ガイドブックには鳥居峠とあるが、茂垣峠が正しい”とあった。確かに、私の山渓社のガイドブックには鳥居峠とある。ややこしい話だ。

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鳥居をくぐって登って行く。

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岩の間から木が生えている。

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こちらは木の中から木が生えている。

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鎖場もある。

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10:18稲含神社に着く。ここは正式には下仁田稲含神社というのだ。

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10:26神社から5分ほどの一登りで稲含山(1370m)山頂に着いた。

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山頂からは360度の展望があった。中央の形のよい山は以前Fツアーで行った西御荷鉾山。

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赤城山も見える。

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これは浅間山。

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山頂にある案内板。

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我々の他に誰もいないことをいいことに、この案内板をテーブル代わりに持ち寄りの漬けものを広げる。上がF滝さんの畑で作った野菜の自家製漬けもの、右はM本さんのニシンの菜の花漬け、左は私のきゅうりの糠漬けと赤カブの酢漬け。

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儀式のビールで瞬く間に食べつくしてしまった。

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麓の酒屋で買った地酒“稲含”。ちょっとあっさりした酒である。

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秩父の両神山。いつも見慣れている山容とは見る位置によっては少し違っている。

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軍艦のような独特な山容の荒船山。

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山頂記念に一枚、パチリ。

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腹を満腹にして下山。階段状の道を下り秋畑稲含神社方面に向かう。

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11:35旧秋畑稲含神社に着く。現在はこの下の方に新しい社殿が建てられたことで、ここは使われなくなって廃屋となっている。狛犬も苔むしていた。

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一の鳥居への分岐に出る。

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12:10駐車場に戻る。

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時間的にはまだ早いので近くを観光する。ここは甘楽町にある江戸織田家ゆかりの楽山園。京都に似た池泉式借景庭園。

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紅葉している木がある。

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次に立ち寄ったのは、昨年世界遺産に登録されて話題になっている富岡製糸場。人出がやけに多い。これも世界遺産効果か。それと世界遺産になる前来たことがあるF滝さん達曰く、入場料が500円だったのが今は倍の1000円である。2度見る価値もないということでF滝さん・F井さんM本さん以外で見学することにした。

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煉瓦造りの東置繭所。

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操糸場内。繭から生糸を取る作業場でこれは自動操糸機。かなりの規模である。
煉瓦造りの建物や自動操糸機等に見る価値はあるが、それだけのことで40分程で外に出た。世界遺産ブームで人が群れてくるが、ここは一度見たら十分で少々退屈だった。

少し早いが、今晩のお目当ての“やじま”に行くことにした。

赤久縄山~桜山公園
18日は天気予報では昼ごろから雨になるということなので、午前中に赤久縄山に登ってしまおうということになった。

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夜に降った雨は朝方には一時止んでいた。“やじま”の前の道。

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正門から向かい側の山を見る。

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庭の紅葉が見事なので記念に一枚。

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綺麗な紅葉をバックに全員で記念写真。右の建物が待合。中には小さな畳と炉があった。

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8時40分頃、“やじま”のご主人に見送られ出発。車のすれ違いが難しい山道を1時間ほど走り、赤久縄山北登山口に着く。登山口はいくつかあるようだが、ここが山頂への最短距離の登山口である。
9:52出発。標識には山頂まで450mとある。これは標高差にあらず、山頂までの距離のようだ。

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ザックを背負わないで登るとは、単独の山行ではあったろうか。笹の多い道を登る。

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10:02赤久縄山山頂到着。行程わずか10分。しかし標高は1,522mとある。

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すっきりしない天候で展望がほとんどない山頂。

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10:30下山してきた。一応1500メートル級の山を制覇してきたのだ。

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今にも雨が降り出しそうな空模様になってきたので、藤岡の桜山公園に行って冬桜を見に行こうということになった。藤岡へ向かう途中に、道端の紅葉がすばらしい所で車を停める。真っ赤に紅葉した紅葉が綺麗だ。この奥は民家のようである。

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他人の玄関先の紅葉を借りて、一枚パチリ。

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塩沢峠を越え、下久保ダムの横を通って桜山公園に12時30分頃に着いた。ここは、以前Fツアーで西御荷鉾山へ行く途中にやはり冬桜を見に立ち寄ったことがある。小ぶりな冬の桜花が咲いていた。

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紅葉と桜というのもなかなか見られない光景だ。

予定より少し早めだが、雨が落ちてきたので帰ることになった。
今回は、懐石“やじま”の料理には充分に満足することができた。機会があればまた行ってみたいと思った。
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by hkatsu59 | 2015-11-23 11:39 | 遊山記 | Comments(0)  

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