秩父巡礼その1(美ノ山~1・2・3・18番)

c0273271_10525157.jpg

    秩父34札所、第一番四萬部寺正門前で

今まで秩父界隈の山はかなり歩いてきたが、そんな時に秩父には結構寺が多いということを感じていた。またその中に秩父観音巡礼34ヶ所巡りがあるというのも知ってはいたが、とんと関心がないため認識に留める程度だった。
しかし、古希を過ぎた頃より札所巡りも面白いかな(決して信仰に目覚めたわけではないが)と思い始め、かといって四国八十八ヶ所はあまりにも時間と費用がかかりすぎ、西国三十三ヶ所や坂東三十三ヶ所も広範囲に渡るので躊躇してしまう。それでは比較的まとまっている秩父三十四カ所巡りはどうだろうと思うようになった。それに秩父であれば、ただ札所を巡るだけではなくその近辺の山を歩きながら回れるというバラエティさもあるのではないかと思い至った。
古来、仏教には観音信仰というものがあり、観音経には”観音様は三十三の姿に身を変え迷える衆生を救う”とあるのが三十三カ所札所の由縁のようだ(秩父がなぜ三十四なのかは理由があるそうだが)。
それでは、最近とみに迷えるようになった我が身にはこの時ぞと思い立ち、今年1年をかけて巡ってみようと決意した。

暇は十分にあるので、天気の良いときを見計らって自由に札所巡りをしてみようと思う。。
3月10日(金)、天気も良いので第1回目をスタートすることにした。


c0273271_1053167.jpg

第1番四萬部寺で購入した納経帳。これに34の朱印をいただくことになるのだ。






c0273271_10542769.jpg

秩父鉄道皆野駅。通勤・通学時間を過ぎていたので閑散としていた。
8:48スタート。

c0273271_10544978.jpg

駅を出て車道を右に折れ、蓑山神社表参道の入り口を探す。看板があるというのだが、しばらく歩いていてもどうもそれらしいものはない。通り過ぎたかなと思い引き返してみると、あった!確かに表参道の看板が。しかし看板自体が小さく、これでは見逃してしまうのは無理もない。結局10分ほどロスをしてしまった。

c0273271_10554775.jpg

杉林の中の参道。結構急な坂道が続く。

c0273271_1056976.jpg

9:38蓑山神社鳥居。奥の階段を上った上に社殿がある。

c0273271_10564269.jpg

蓑山神社社殿。昔、知知夫彦命が長雨に晴天祈祷行った際、そばの松に蓑をかけたことに由来しこの名前が付いたそうだ。

c0273271_1057048.jpg

この社殿前にある狛犬はちょっと変わっていてユーモラスな姿だ。これは秩父地方に伝わっている狼信仰からきているようだ。

c0273271_10572814.jpg
社殿前にある標識。左右どちらからでも美ノ山には行けるが、迷うことなく右の急登を選ぶ。


c0273271_2128948.jpg

なるほど急な登りだった。しかし、これは長くは続かなかった。

c0273271_21284099.jpg

10分ほどで登り切り、榛名神社に着く。9:55


c0273271_1058313.jpg

10分ほどぶらぶら歩くと美ノ山展望台に着いた。独特な両神山が見える。その右の双耳峰が上州二子山。

c0273271_10584687.jpg

目を左に転じると、きれいな三角錐の武甲山が見える。


c0273271_16441248.jpg

展望台の上で両神山をバックに一枚。


c0273271_16443486.jpg

山頂は美ノ山公園となっていて、70種8000本の桜の木があり関東の吉野山と呼ばれいるそうだ。しかし、美ノ山と言われているので山頂の三角点があるはず。それらしきものを探したがわからなかった。ようやく展望台の奥のほうに山頂への看板を見つけた。
ここが美ノ山山頂、それでは山頂で記念にパチリ。

c0273271_1645110.jpg

秩父連山釜伏山の奥にうっすらと赤城山が見える。

c0273271_16473463.jpg

10:32二十三夜寺を目指し下る。

c0273271_1648596.jpg

すっかり葉が落ちている落葉樹の林の中を下る。

c0273271_16482927.jpg

落ち葉を踏んで下る。

c0273271_1649441.jpg

11:12富士浅間神社の標識。奥のしめ縄の奥に登ってみる。

c0273271_16501126.jpg

数メートル先に浅間大神の石碑。これが本殿らしい。

c0273271_16504185.jpg

ここでランチとする。これが今日のメニュー。あれ?!?何かおかしい、足りない?・・・そう、儀式のBがないではないか。いやいや、今日は山登りが主ではなく神聖な仏閣巡りをするので、不浄(?)な身で参拝はできない。すべて終わってからお清めをしよう。苦渋の決断!!

c0273271_1651716.jpg

とにかくラーメンを食べる。

c0273271_165125100.jpg

11:52二十三夜寺の石碑。本堂はすぐだ。

c0273271_165151100.jpg

二十三夜寺本堂。聖徳太子が自ら薬師如来像を刻み安置したのがこの寺の始まりとされている。

c0273271_1652963.jpg

仁王像。

さて、
ここからの予定では、藪こぎをして常楽寺経由し高原牧場入口バス停に出るはずだったが、藪こぎへの入り口を見落とし三夜前バス停に出てしまった。ここから一番札所まで車道歩きを40分ほど続けることになった。
c0273271_16531912.jpg

12:40一番札所誦経山四萬部寺に到着。早速売店で納経帳を購入し朱印をいただく。さあ、これから札所巡りの始まりである。記念に四萬部寺本堂前で一枚。

c0273271_16534151.jpg

2番札所に向かう道端には巡礼古道の道しるべ石が随所にある。


c0273271_16575036.jpg

しばらく歩くと坂道に入る。杉林の中の登り道は意外に堪える。途中何度か立ち止り息を整えざるを得なかった。


c0273271_16595651.jpg

12:402番札所大棚山真福寺に着いた。山深い中のひっそりとした寺だが、駐車場は広い。これも札所巡りブームの表れか。そういえば秩父鉄道の駅には札所巡りツアーのパンフレットもあったっけ。ここは無住寺なので納経は下の光明寺へ行かなければならない。


c0273271_1703748.jpg

2番札所真福寺本堂前で到着記念に一枚。


c0273271_171354.jpg

納経所の光明寺へ下る道から両神山が望める。


c0273271_1713646.jpg

c0273271_1722222.jpg

道端には梅が咲いていた。

c0273271_174112.jpg

車道からショートカットする巡礼古道の山道に入る。

c0273271_1744016.jpg

しだれ梅も見ごろである。


c0273271_1751480.jpg

14:10、25分ほど下って光明寺に着いた。なかなか立派な寺である。入り口には二体の仁王像があった。
この寺は開祖が807年と古いが、相次ぐ戦乱で焼失を繰り返し1587年今の形で再建されたとのこと。寺は南面して武甲山と相対しているので、山号を向嶽山と呼ばれているそうだ。
ここで、2番札所真福寺の朱印をいただく。

c0273271_176863.jpg

町中を歩いて15分ほどで、3番札所岩本山常泉寺に着いた。

c0273271_1763767.jpg

納経を済ませ、常泉寺本堂の前で朱印記念に一枚。


c0273271_1771123.jpg

観音堂。正面の上の彫刻がなかなか見ごたえがある。

c0273271_1781710.jpg

18番札所へ向かう道は巡礼古道でも江戸時代の面影を残している開けた道である。後方は秩父連山の愛宕山か。

c0273271_17101945.jpg

杉林の古道。これを抜けると広大な墓地の秩父聖地公園に出る。


c0273271_17104363.jpg

秩父聖地公園の一画にある旧秩父鉄道待合室。実際の建物を移設したもの。今日は休館日で中を見ることが出来なかった。

c0273271_17113097.jpg

聖地公園を通り抜けて行くと、梅林があり梅が満開だった。

c0273271_17115554.jpg

国道140号線に出て、大原野駅方面に歩いて行くと18番札所白道山神門寺に着いた。15:28

c0273271_17121846.jpg

納経・朱印を済ませ記念に一枚。

c0273271_17124028.jpg

再び140号線を歩いて、15:50大原野駅に着いた。着いてみてガックリ。駅前にはコンビニはおろか商店らしきものは何もない。電車が来るまで20分ほどあったのであきらめきれずに駅周辺を探し回ったが、やはり飲み物を売っているような店を見つけることはできなかった。
結局、お清め(?)は帰宅してから行った。
今日の第1日目は終わったが、山歩きを含め7時間の歩行だったので少々疲れた。まだ先は長いのでじっくり回ってみようと意を新たにした。
[PR]

by hkatsu59 | 2017-03-14 11:00 | 秩父の山と巡礼 | Comments(0)  

<< 三浦半島の山を歩く 尾瀬岩鞍で久し振りのスキー >>