秩父巡礼その4(市内~12・13・14・16・17番)

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17~16番札所へ向かう巡礼道から見た武甲山。

5月11日(木)夕方にいつもの山仲間たちと巣鴨で集まりがあり、せっかく都心に出ていくのであれば、その前に秩父の札所をいくつか廻ってから行ってみようと思い立った。集合時間が16時ということもあり、遠くには行けそうにもないので秩父市内の札所を行けるだけ行ってみることにした。
幸い天気は良く、気持ちのいい散策が出来そうだ。



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秩父鉄道秩父駅に降りたのは9時34分。通勤通学の時間帯も過ぎ駅前は閑散としていた。9:50札所巡り出発。

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最初の札所17番に向かうべく街道を数分歩いたところに、秩父の地酒酒蔵”武甲政宗”があった。歴史を滲ませる古い建物に、酒麹の匂い(は、していなかったが)につい誘われ立ち寄ってしまう・・・そんな誘惑に、いやいや今日の札所巡りは始まったばかりだ、と断腸の思いで泣く泣く通り過ぎることにした。

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未練がましく、通り過ぎてから振り返ってしまう。酒蔵と武甲山、なぜかしっくりマッチしてしまう。

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曲がるべく路地を一本通り過ぎてしまったが、17番定林寺に着いた。10:15
こじんまりした四間四方の簡素な寺だった。

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ご朱印を済ませ、まずは記念に一枚。

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本堂前にある梵鐘で幾多ある(?)煩悩を振り払うべく一突きした。南無阿弥陀仏。

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巡礼道にある巡礼碑。左16番・右17番とある。親切である、が途中で案内が途切れ車道に出てしまう。まあ、この道でも行けるのでそのまま進む。


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10:35 16番西光寺到着。なかなか立派な山門である。

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素朴な外観だが、1710年の建立で歴史はある。

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ご朱印を済ませ一枚パチリ。

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本堂右側にある回廊堂。特別霊場巡りとして四国八十八カ所模刻本尊が安置されていて、ここを巡ると四国八十八カ所を廻ったと同じ功徳があるという。それならばと中に入って一巡した。

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本堂右手にある札堂。

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次は14番に向かうが、札所でもらった簡易な地図では目印となるものがなく、どうも道に迷ってしまったようだ。あちこち歩いているうちにようやく巡礼道の案内板を見つけホッとする。

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11:05 14番今宮坊に到着した。ここの寺歴は古く、平安中期には堂宇があったそうで、現在の本堂は江戸時代の建立だとか。

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ご朱印後記念撮影。

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境内にある樹齢400年という欅。左手前にある石像は聖徳太子だとか。この寺とどういう関係があるのだろうか?

明治初年の神仏分離令が公布されるまでは、今宮坊の観音堂が近くの今宮神社と同じ敷地内にあり今宮坊が双方の別当を兼ねていたとか。
それでは、今宮神社も立ち寄ってみることにした。

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今宮神社境内にある樹齢1000年という大欅。龍神木と呼ばれているようで幹周りが18.54Mあるという。

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今宮神社の鳥居と社殿。

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参拝記念に一枚。

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今宮神社からお花畑駅の方へぶらぶら歩いて7分程で13番慈眼寺に着いた。11:30
ここに札所巡りツアーの20名ほどの団体がいた。いままでいくつか札所を廻ってきたが、あえて平日を選んできたこともありどこでも閑散としていたが、団体に会うのは初めてだった。

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本堂は三間四面の小じんまりしたものだが、唐破風の建物に彫刻も施されていてなかなか堂々としていた。

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ご朱印記念に一枚。

時は昼時。秩父に来たからにはそばを食べなければ。いつもの西武秩父駅前のそば膳に寄ることも頭にあったが、秩父で有名な蕎麦屋゛こいけ”が気になっていたので行ってみることにした。

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確かこの辺のはず、と思っていたのに店がない。通り過ぎてしまったのかなと思い引き返してみる。
こんな建物だったはず、と思いながら一軒の閉まっている店の前に立ってみると玄関にこんな張り紙が。なんと去年の9月に閉店してしまっていたのだ。
゛こいけ”といえば、かつては長坂の”翁”・鉾田の”村屋東亭”と並び関東三大そば打ち名人といわれたこともあり、秩父をそばで有名にした張本人である。だいぶ前に一度行ったことがあるが、なかなか美味いそばを食べさせてもらった記憶がある。
閉店には何か事情があるのだろうが、残念である。

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゛こいけ”があったところから西武線のガードをくぐって少し行くと一軒の蕎麦屋があった。比較的新しいそば屋で”みやび庵”とあった。10割そばという看板に惹かれ覗いてみた。
これがこの店の看板メニュー、三色そば切り。手前右が一番粉・左が二番粉・上が三番粉、これで三色となる。
一番粉とはそばの実の芯にある白い粉を挽いたもので、甘みがあり更科そばといわれているものである。
二番粉とはそばの実の芯の少し外側を挽いたもので、一般的なそばで香りがある。
三番粉はさらに外側の甘皮の部分を挽いたもので、いわゆる田舎そばと呼ばれている黒っぽいそばである。
この三種類のそばを食べられるというのは違いも判り贅沢なものだ。個人的な好みで言えば、更科はのど越しはいいが単調で、田舎そばは少しぼそぼそしているので、そばの香りを感じる二番粉が好きである。
美味しかったが、値段が税込み1700円ちょっとは少し高い。そばはそれを打つ技術料とよく言われるのでこれが相場なのかもしれない。

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蕎麦屋からぶらぶら10分程歩いていくと、12番野坂寺に着いた。これが山門、1700年代築の重層な建物である。


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山門内にある十牛観音。漢音様が乗っている牛は”怪力柳生の牛”と言われていて、昭和6年頃から戦後にかけて米や麦・薪・炭などを引いて芦ヶ久保・横瀬と秩父を往復し活躍していた牛で、普通の牛の3倍の荷車を引いていたそうだ。


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これが本堂。

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ご朱印を済ませると、本堂の中を見学できるというので上がってみることにした。ご本尊に手を合わせ、裏手に回ると池泉庭園があった。緑も色付いていてなかなか見事な庭園である。


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13:10西武秩父駅に着いた。駅前には4月24日にオープンしたばかりの”祭りの湯”という温泉施設が完成していて、以前とは大分様変わりをしていた。


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13時38分の電車に乗ろうと思ったが、その前に時刻表にはない27分発の電車があったので飛び乗った。車内でビールでお疲れ様を一人で乾杯。
飯能で急行に乗り換えたが、なんと山仲間のM本さんとばったり。聞くと武川山に行ってきたそうだ。
M本さんも16時からの巣鴨での山懇親会に出席することになっているが、私は池袋で買い物があったので少し遅れて行った。
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by hkatsu59 | 2017-05-17 14:50 | 秩父の山と巡礼 | Comments(0)  

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