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出会い

そもそもOとの出会いは何時だったのか。今でも初対面の印象は鮮明に覚えている。
私が通っていたF中学は、終戦真近の゛産めよ増やせよ”の時代に生をうけたせか、生徒数が1クラス50名強で、それが10クラスもあったマンモス学校だった。しかもOとは小学校が違っていたせいもあり、1年生の時は面識がなかった。
2年生の時に同じクラスに転校してきたKが、我が家から歩いて2~3分のところに住んでいたこともありよく遊びに行っていた。ある時Kの家の前で立ち話をしていると、すぐ前の家の2階からこちらを覗いている顔があった。Kが声をかけるとすぐに降りてきた。それがOだった。その時の第一印象は、背がスラっと高く、子供ながらにいわゆる゛格好いい”タイプで、当時爆発的人気を誇った石原裕次郎の中学生版と思ったくらいだった(少し大げさだが事実そう思ったのは間違いなかった)。
なにせ1学年に生徒が500名以上いて、しかもクラスが私が4組・Oが9組と離れていたこともあり、学校ではが知り合う機会がなかった。しかし、そこは同学年、打ち解けるのに時間はかからなかった。3人の立ち話で、学校の先生や悪童のこと・特に女生徒の話では取り留めもなく話は尽きず、暗くなるのもわかななくなるほど立ち話をしていた。
それからは学校では互いのクラスを行き来したり、休日は家が近かったこともありKを交えよく遊び合っていた。
そのうちKが引っ越ししてしまったが、Oとの交流は続き、Oが間借りしていた2階の下から゛ひ・こ・ちゃーん”と叫ぶと、窓からニューっと顔を出し゛おー!!”とあの人懐っこい声を出したものだった。
それから、お互いの家を行き来するようにもなり、Oの部屋へは1階のスルメ加工の脇をスルメの良い匂いを嗅ぎながら通って、2階に上がったものだ。
それ依頼、実に60年もの間の付き合いとなった。
                               2018・5・29

by hkatsu59 | 2018-07-01 14:45 | 亡友想記 | Comments(0)  

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