富士の絶景ポイント竜ヶ岳…のはずが
今年の最初の山行は、新年にふさわしく富士山の大展望が楽しめる本栖湖畔の竜ヶ岳へ、地元Nハイキングクラブ主催で行くことになった。竜ヶ岳はFツアーで2004年12月に行ったが、その時の展望のすばらしさに思わず付けになってしまったものだった。富士山がその裾野までの全景を見せ、手前の青木ヶ原珠海まで全て一望のもとに見渡せ、その後今までに見た富士山の中でも最も素晴らしい光景で、機会があればもう一度行ってみたいと思っていた。今回の企画にすぐに飛びついたのもこのような思いがあったからだ。しかもここしばらくは好天が続き、この日の予報も雲だが晴れ間もあるというので期待していた。
今回の参加者は22名で、N市を5時に中型バスで出発し圏央道・中央道を走り本栖湖に向かった。出発したころは雲があったが晴れ間も覗いていて期待を膨らませていたが、大月を過ぎると見えてきた富士山は頂上が雲に覆われていて嫌な予感がしてきた。本栖湖に近ずくに従った空は曇りで太陽は見られなかった。
8時前登山口のある本栖湖駐車場に着いた。
竜ヶ岳山頂からこの方向に富士山が見えるはずだった。今日はガスっていて何も見えなかった。
14年前に行った時は同じ場所からこんな風に富士山が見えていた。
8時前本栖湖駐車場に到着。外はかなり寒い。太陽の陽射しはなかった。
駐車場まえにある看板。本栖湖の左の‟現在地‟”からその上が竜ヶ岳である。
天気予報は曇りのち晴れとなっているので、晴れることを期待して登山口を出発。8:35
10分程歩き始めると登山道が白くなっていた。リーダーの指示のもとアイゼンを装着する。
冬枯れの林の中をジグザクに登っていく。
又、高度を上げるに従って雪が残っている道が現れてきた。
目指す竜ヶ岳も山頂はガスに覆われている。
9:45石仏のある展望台に着いた。石仏はこんな小屋の中にあった。
格子越しに石仏の表情を見るが、良く見えない。
高度を上げると笹の中の道となる。このころになると風も強くなり、白いものが舞うようになる。とにかく寒い。
下山途中、もしかして姿を見せるかなと淡い期待を持ったが富士山はその裾をちょっと見せるだけで隠れっぱなしだった。
予定していた山頂での昼食を摂っていないので、空腹を覚えながら寒さの中を一目散で下山する。
バスの停まっている駐車場まで戻り、そこでランチを摂った。駐車場の開いている売店でBを買ったが、今日のBの味はほろ苦かった。
13時過ぎ本栖湖を出発して帰路に入ったが、八王子を過ぎるころには青空が見えていた。なんとも皮肉だった。
家に帰ると、こちらは一日中晴れていたという。よりによって我々が登る時間帯登るだけ富士山界隈が悪天候だったということか。悔いの残る一日だった。
by hkatsu59 | 2019-01-23 17:35 | 遊山記