岩壁の岩殿山を登ってきた
岩殿山山頂で一枚。
5月26日(日)地元Nハイキングクラブの5月例会で山梨の岩殿山へ行ってきた。
実は私事だが、4月に両目の白内障の手術をしたため、1か月半の静養を余儀なくされ、ほぼ2か月ぶりの山行となった。
岩殿山は、大月を通過するたびにその特異な岩山を目にしてきて、いつか登りたいとは思っていたが、低山ということもありそのうちに…と思っている間にチャレンジする機会を失っていた。今回Nハイキングクラブの山行企画を目にし参加することにした。
この日は快晴だったが、5月にしては記録的な真夏日が続く中での山行を強いられることになった。
岩殿山は山そのものが城として機能していて、岩殿城として武田信玄の家臣小山田家の居城だったところである。
8時30分大月駅集合、今回の参加者は21名だった。
天気が良い日曜日ということもあり、大月駅前にはハイカーの姿がかなり目に着く。
8:40大月駅を出発し、目指す岩殿山を目にしながら歩く。
岩肌が見える岩殿山。標高は634Mと高くはないが手強そうだ。
8:55岩殿城跡入口、ここから岩殿山を目指す。
登山道から、今日はきれいに富士山が望める。
9:05丸山公園に着いた。山城風な建物はふれあいの館。
丸山公園からはひときわきれいに富士山が望める。
途中、黄色い花が咲く木が、何の木だろうか。
それにしても岩殿山への登り、なんと階段の多いことか。
9:33岩殿山への分岐。この先の岩場の登りを控え山頂を回避する人もいたが、せっかくここまで来たのだから見逃すこともないだろうと、11名の有志で岩殿山へ向かう。
揚城戸跡の看板。両側にある自然石の巨岩を利用した城門とのこと。
これは番所跡の看板。
9:38岩殿山山頂に到着。さして広くはない山頂だが、とにかく富士山の展望は抜群だ。
山頂の対面にある頂。アンテナのあるあたりに岩殿城の本丸があったところだ。
岩殿山名物の岩場が出てきた。一人ずつ慎重に登る。
ここは岩の割れ目の中をロープを頼りに登る。
今度は急な下り。足場を探しながら慎重に降りる。
ここでランチタイムとした。私は暑いころはこれに限る、と最近凝っている流水麺にしている。のど越しがよく、疲れていてもよく食べられる。
11:35腹も満たされたところで出発。これから今日のメーンの稚児落しに向かう。
天神山から少し下った所の展望台から見た富士山。角度が少しずつ変わっていくが、この展望は飽きることなく目を癒してくれる。
山頂下にある小さな祠。
11:50稚児落しの看板が出てきた。
これが稚児落しの巨大な岩場。なるほど迫力がある。
近ずいてみると垂直な岩場に圧倒される。
この稚児落しの名前の由来は、戦国時代に織田方から攻められ城主小山田一族が逃げ延びる際、側室の稚児が泣き出したため敵に悟られるのを避けようと護衛がその稚児をここから投げ落としたという悲話から名付られたとのことである。
稚児落しの頂から振り返ってみる。後方には岩殿山が見える。
急な下りが続く。
尾根に出ると、巨木が数本根こそぎ倒れていた。まだ新しいところを見ると、去年何度か直撃した台風によるものか。こんな光景は何度か目にした。
12:45浅利集落の登山口に出た。
あとは単調な車道歩きが延々と続く。
途中花咲山への分岐に出る。2年前に花咲山からここに下山したことがあった。
大月駅前の跨線橋から見た岩殿山。標高は高くないがなかなかバリエーションに富んだ面白い山だった。
13:30大月駅に帰着。何はとりあえず売店で購入したBを一気に流し込んだ。満足!!
by hkatsu59 | 2019-06-04 15:08 | 遊山記